一言で言うと、中小企業が陥っているのは「人に仕事がついている」、だから、社長を筆頭にアナログマンパワーで殆どを対処している状態。
本来あるべき姿は、「部署名や役職名を設けて、それぞれの仕事がどんな内容の仕事があり、その仕事を担うのは誰か?」という事。
この様に言うと、「部署名も役職名も設けている!しかし、機能しない!」、余もすると、「うちの社員はレベルが低い、分かっていない・・・」と返事があるだろう。
それはそうなるのが当然で、部署名や役職名を設けた=組織図を設けたという事になるのだが、肝心なのは「ルール・基準・規則」と言われる言葉が示す内容を決めるという事。
これ無くしては組織図は機能しない。
「ルール・基準・規則」を設けるという事は平たく言うと「メンドウクサイ」。だから、創業社長が奮闘する中小企業の殆どがそれに時間を費やすくらいなら、「営業だ営業!」、「売上無いと何も始まらない!」と結果、「避けてきた」状態に陥っている。
時に、これらを社員に「やっといてくれ!」と任せる場合もある。これも無茶な話で社長の役割放棄と言える。他には、「ルール・基準・規則」を設けると「堅苦しくなる」、「自由な社風がいい」、「うちは大企業じゃない」と言い出し、要は「避けている」。
これを避けてきているからこそ、現状と言う結果が起こっている。だからこそ、その結果を変えたければ、「ルール・基準・規則」を設けるという「メンドウクサイ」事に向き合う必要がある。
目の前の「メンドウクサイ」を避け、様々に生じる問題課題に追われて忙殺される日々を繰り返すのか?それとも、正念据えて「ルール・基準・規則」を設けて、これまでの日々から解放され、各自が本当に行わなければいけないことに集中出来る状態をつくるのか?