率先垂範してこそリーダー

昇進して役職名が変わると、役職名に相応しい立ち振る舞いをしようと多少なり意識する事は誰にでもあるだろう。

誤解してはいけないのが、偉くなるという事は部下を“使う”、ということ。

簡単にいうと、書類作成することや調べ事をすること、時には考えるということを部下に“やっておけ”と指示・依頼する事。

これらを自分でするのは“メンドウクサイ”からであれば言語道断。偉くなった特権で部下を“使う”と思っているのであれば大きな誤解である。偉くなったからと言って、デスクワークが減るのではない。

中小企業には不足事項、未整備事項が山積している。それらを偉い人が率先垂範し解消していく必要がある。

その為には、「考える」、「調べる」、「書く」という事は必然であり、中でも「書く」という手間暇がかかることを行う必要がある。逆を言うと、中小企業は、何となく決まっていることは数多くあれども、それらは人の記憶に留まっている状態である。よって、多種多様な事を「可視化」する事こそ、リーダーが率先垂範し部下に示すことである。

“メンドウクサイ”ことにこそ、真摯に向き合い、解決していくことがリーダーの役割である。



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