日々の業務に於いて多種多様に生じる課題・問題。
それらを対処する事は必然であるが、誰も出来るのであれば、それが生じないことを望んでいる。
特にリーダーとなれば自分が起因する課題・問題以外にも部下からのものも含めて、対処に忙殺されがちである。
無論、それがリーダーの役割の一つであるので避けては通れないが、誤解しがちであるのは、精一杯、課題・問題に対処している事が自分の役割の本文であり、充実感を覚えるという事である。
表題の通り、多種多様に生じる課題・問題は言わば「雑草」。
雑草を取り除くべく、日々、奔走しても次から次へと別の場所で生えてきて、生えた場所に行って取り除くも、また別の場所で生えてくるので取り除きに行く。
あなたの仕事はこんな状態になっていないだろうか?
地上に生える雑草はあくまでも「結果」。本当にやらねばならない事は雑草の「根を絶やすこと」=「原因」を突き止める事。
得てして、多種多様な課題・問題と言う「結果」にばかり集中してしまい、更に事が拡大せぬよう対処に走る。これはこれで間違えている事ではないのだが、リーダーと言う上位者の役割は、これら「結果」に対する「原因」追究である。
「原因」追究方法は、多種多様に生じる「結果」に対して、“何故?”を投げかけてみる事。
それにより、様々な「原因」の「仮説」が考え出される。
考え出した「仮説」に対処する事こそ、リーダーの役割である。