言うは易し行うは難し

私の感覚ではリーダーと言われる人は、「話す」というスキルが高い人が多い。これは、スキルが高いからリーダーなのか、逆でリーダーだからスキルが高いのかは不明であるが、「話す」と言うスキルはリーダーに必要なスキルの一つであるのは言うまでもない。

スキルが高いとなると、それは長所と言えたり武器とも言える。しかし、「長所は短所の裏返し、であり、その逆も然り」なので、「口は災いのもと」となる。

この事を認識していても、ついうっかりと「口にしてしまう」事は避けられない。

何も「口にする」ことがダメではなく、「口にしたこと」が結果的に自分にだけ影響や迷惑を及ぼすのであれば自業自得で済むが、それが他人に及ぼすのであれば話は別である。ましてや、リーダーと言う役割に於いてであれば尚更である。

要は、「口にしたこと」を結果として、「行動にする」という一致させる事が出来るかどうかが最も重要なのである。

当タイトルは「言行一致」という四文字熟語と同意であり、それだけ「言う事」と「行う事」を一致させるのは容易ではないという事であり、「言う事」は容易であり、「行う事」は容易ではないと説いている。

「単なる“話し上手”のリーダーになってはいないだろうか?」、辛辣にいうと「単なる“口先だけ”のリーダーになっていないだろうか?」

「話す」というスキルが高いリーダーは、この言葉を常に自問自答する事が真なるリーダーになるために必要である。

「話す」というスキルよりも「行動する」と言うスキルの方が重要であり価値が高いという事を認識すれば、「話す」というスキルが苦手と思っている人は、「背中で伝える」という方法は決して間違いではないということを認識し、自信を以て積極的に「行動」していただきたい。

 



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