「どう思う?」「意見が欲しい」が言えないダメリーダー

自分の想いや考えを持つことはリーダーにとって必要不可欠である。

しかし、一方的な主張や思い込みは“裸の王様”、もしくは“マスターベーション”でしかない。

 

一方的に主張したり思い込む場合は大きく2パターンあり、一つは“俺がリーダーだから、俺に従え”という「独裁者」タイプと“俺がリーダーだから、俺がブレてはならぬ”という「自己陶酔」タイプ。

両者とも始末が悪い。

 

リーダーに必要なのは、統率力や物事をまとめる力。

よって、部下たちの想いや考えを全く把握せずして、これを行う事は不可能である。

しかし、先述の両者にはこれが出来ていない。

 

リーダーである自分の想いや考えに「間違いはない」と思い込んでいたり、部下なんぞに俺の想い考えを「意見されたくない」という傲慢な心、部下の想いや考えなど「大したことない」という見下した心。

そういったリーダーとして不適格な心が部下に対して「どう思う?」「意見を聞かせてくれ」と言えなくさせる。

 

こういったリーダーの下に存在する人材はそれに従うその程度の能力、これを辟易する人材はその人の下を去っているだろう。

ここに悪循環が始まり、こういったリーダーが存在してしまう結果になる。

 

部下であれ、他人であれ、自分の考えに対する意見を聞くことは“謙虚な心”があれば素直に聞ける。しかし、聞くに際して「我慢」や「嫌気」を以て臨むのであれば、それが欠落している証拠。

「他人の意見に耳を傾ける」という事は自分が本当に「謙虚」、「素直」かどうかを確認する事。

 

意見を聞くことで相手の考えを知ることが出来る。自分の想い考えを持っているのか、迎合するだけなのか、無関心なのか、等々。

聞いた意見を採用しなければならない訳は無い、聞いて損も無駄も無い。

もし、「無駄だ!」と言うならば、あなたがダメリーダーが証拠に先述通り、大した人材が居ないからそう思うのである。

 



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